「転職を検討し始めたもののいざ動き出すとなると、転職をどのように始めたら良いのかわからない」
転職に関する情報になかなか触れる機会もないので、転職を始めたての人は誰しもがそうであろうと思います。
そうした方々に向けて、実体験に基づく転職までの方法をお伝えできるようにまとめました。
今回は、応募書類の作成について解説します。
アラフォーで、かつ、とりたてて専門性のない公務員であった僕でも、狙い通りの転職ができた方法なので、ぜひ参考にしてみてください。
応募書類の作成
以下の3つの項目から応募書類の作成方法をお伝えしていきます。
①履歴書と職務経歴書
②履歴書のポイント
③職務経歴書のポイント
①履歴書と職務経歴書
応募書類には、ほとんどの企業が求める提出書類として、「履歴書」と「職務経歴書」があります。
これらの他、企業が指定する「志望理由書」や「自己PR書」、「課題」なるものもあったりします。
履歴書と職務経歴書は企業が指定する書式でなければ、自身で用意することになりますが、転職サイト等で容易に入手できます。
②履歴書のポイント
履歴書は、あなたがどんな経歴をたどってきたかを見られる書類です。
学歴や職歴が企業の募集条件に合っているかなど、足切り的な視点で使われます。
作成にあたっては、誤字脱字や、文字フォントが統一されているか、などに注意しましょう。
また、資格欄は、企業が求めるものでない資格などは無理に書かなくてもよいようです。
証明写真は最初にあなたのイメージを与えるものとなるので、安価なところでよいのでフォトスタジオでの撮影した写真を使用しましょう。
③職務経歴書のポイント
職務経歴書は、あなたがどんな業務経験を積んできたかを見られる書類です。
募集条件に合った業務経験を積んでいるか、業務実績に信憑性があるか、といったところを見られます。
中でも特に、冒頭に記載する「職務要約」が最重要です。
職務要約では、前半にこれまでの職務経歴で最もアピールしたいもの、後半に自分の強みを書くようにします。
あるいは、「職務要約」と「活かせる経験」といったように項目分けして記載するのもよいでしょう。
職務経歴書は応募するどの企業に対しても、そのまま使い回すということはせず、各企業ごとの求められる人材像に合わせて、カスタマイズしてください。
【参考】僕のケース
まずは履歴書、職務経歴書を一旦作成し、転職エージェントの担当者に見てもらいました。
学歴欄には高校入学からの情報を追記する、学歴備考欄に記載していたTOEICスコアには取得年も付記するなど、こちらでは気づかない細かなチェックをしてもらいました。
また、実績にはなるべく数字で示すといったアドバイスもありました。
公務員の場合、数字で表せる実績というものを作りづらいのですが、僕が携わっていた業務の年間件数や、職員成績の評定結果など、できる限り数字で示すようにしました。
参考までに、職務要約はこんな感じで作成していました。
■職務要約
●●(←在籍していた所属名称)にて約15年にわたり、●●に対する許認可審査、相談・問合せ対応、●●に係る条例や基準の策定といった●●に関する業務に携わってきました。
庁内関係部署との対内業務だけでなく、民間企業等との対外業務の経験も豊富に培っています。
現在は課長代理として、メンバーのマネジメントや育成も手がけています。
■活かせる経験
- 内外との豊富な調整経験
- 相手の特性等を踏まえた説明力、説得力
- 法令への知見(●●法関係規定に基づく指導に●年携わり、●●関係条例の改正業務も経験)
- 工程管理、タイムマネジメント
- マネジメントスキル(●●年度より課長代理として部下を指導)
まとめ
今回は、「応募書類の作成」についてまとめてきました。
「公務員からの転職」として、僕がたどった転職方法をシリーズで紹介しています。
以下の記事では、「業界・企業の情報収集」についてまとめていますので、こちらも併せてご覧ください。
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