「何かを続けようと思っても、継続できない」
「何かを始めたいけど、どうせ続かないからやらなくていいや、と始める前から諦めてしまう」
「続けるには強い意志がないとダメだ」
こうしたお悩みを抱える人に、ちょっと読んでほしいオススメの本があります。
本記事では、『「やりたいこと」も「やるべきこと」も全部できる! 続ける思考』(井上 新八・ディスカヴァー・トゥエンティワン・2023年)で示された、続けるための苦労を最小限にして3日坊主な方でも継続することができるコツを、僕の意見や体験を織り混ぜつつ紹介します。
新卒から15年勤めた公務員を辞め、40代からでも自分の領域を広げたいという意思はあるけど、行動し続けることがなかなか伴わない僕もオススメできる思考です。
ぜひ参考にしてみてください。
【やろうと思っても続かない人向け】「続ける思考」
以下の2点から解説していきます。
Ⅰ.「続ける思考」からの学び
Ⅱ.「続ける思考」の実践
Ⅰ.「続ける思考」からの学び
①続けることの仕組み
“どうやったら継続できるか、その「仕組みづくり」こそ、続けることの最大の楽しみだ。”
“続けることは、「仕組み」さえつくってしまえば、あとは勝手に続いていく。継続は仕組みが10割だ。やる気も気合いも根気もいらない。”
続けるには強い意志がないとダメだと思っていませんか?
僕も以前はそうでした。
続けるには、大変で苦労が伴い、ストイックさが必要なんだと。
でも、そんなことはなくて、「仕組み」さえ作ってしまえれば、勝手に続くというのです。
継続は仕組みが10割なんです。
②毎日やると決める
“大事なのは「毎日やると決める」こと。決めるだけでいい。”
“人間の意志はそれほど強くない。続くようになるには毎日やることなのだ。”
”「できない日」はやらなくていい。できない日は仕方ない。大切なのは「毎日やる」と決めること。”
まず、毎日やると決める。
それが重要です。
意志の力によらず続けるには、「自動化」させることが必要で、そのためには毎日やるということですね(卵が先か鶏が先かみたいな話ですが)。
できない日はやらなくていいとすることで、心に余裕も持たせておく。
また、毎日しなくてもいいことや、週に1回でいいことの場合は、「週に1回やる」と決めるのではなく、「何曜日にやる」と具体的な曜日を決めるのがいいとのこと。
③1日5分だけ
“「1日5分だけ」は、「無理かも」を「やれる」に変える魔法の考え方だ。 とにかく「できるサイズに小さく」してみる。そして細切れにして小さく毎日続ける。日々の実感として大きな変化はないかもしれないけど、毎日5分を休まずに1年続けてみたら、世界が変わっているのを実感できるはずだ。”
ここから具体的な仕組みについての紹介となります。
まず、1日5分だけにして始める。
5分ならできそうと思いませんか?
とはいえ、5分は決して短くはありません。
例えば、5分体を動かせば、けっこうな運動になるし、5分読書でもそこそこページが進ます。
④小さなことをセットで2つ
“「小さなこと」と「小さなこと」をセットにして2つでひとつの習慣として考える。”
“「歯磨きをする+スクワット」というセットにする。こうすると歯磨きをしはじめると、スクワットのことを思い出す。しかも同時にできる。こうやってふだんやっていることとセットにするのがいちばん簡単な方法だ。”
“「コーヒーを淹れる」は、「本を読む」ためのスイッチを入れる装置として新しくはじめた「小さなこと」だ。こうやって「困難なこと」の前には「小さな前置き」をセットする。”
小さなことをセットでやるということが有効というもの。
特にすでに習慣化されていることであれば、それに組み合わせてやるのは習慣化しやすいですね。
⑤記録をつける
“続けるために欠かせないもの。それが「記録」だ。”
“記録を付けるのは「続ける」ことの見える化でありつつ、そのこと自体が楽しみになって促進剤にもなるすごい方法なのだ。”
カレンダーにまるをつけるとか、簡単なことでよいです。
記録し、可視化することによって、モチベーションになるというもの。
さらに言えば、記録がコレクション化されて、楽しみになっていきます。
⑥朝活
“ない時間をどうするか。それはつくるしかない。ない時間をつくる方法──それは早起きだ。「ない」時間は朝につくるのだ。”
現代人はみんな時間がない。
その中で、プラスアルファで何かをやっている人は、やっぱり大概朝の時間を使っている様に思います。
朝活については、こちらでもまとめていますので、よければご覧ください。
Ⅱ.「続ける思考」の実践
①1日5分、できるサイズでやる
まずは1日5分で始めてみる。
例えば、僕は腰痛持ちだったので、朝起きて腰の回転運動を毎日やり始めました。
これに関しては1〜2分と5分でさえないので、日々やることのハードルが低く、すでに年単位で継続できています。
②小さなこと2つ、セットにしてやる
普段すでにやっていることに抱き合わせでやると継続します。
例えば、入浴後の髪をドライヤーで乾かしながらのスクワットや、通勤時間での日経新聞1面と社説のざっと読みとその後のビジネス書の読書。
変わったものとしては、子どもの寝かしつけでは普段20~30分はかかるので、途中からビジネス英語を流して、リスニングとシャドーイングをしています。
子どもの睡眠は阻害せず、むしろ入眠しやすくなっている気がするので、世の寝かしつけをする親御さんにもオススメです。
③記録をつける
記録のつけ方は色々あると思いますが、僕はGoogleカレンダーのアプリを使っています。
前日寝る前に予定を入れるようにすることで、やろうという確認となります。
当日にできたら入力した予定はそのままにし、できなかったら翌日にスライドさせることで、できた日が記録となり可視化されていきます。
まとめ
今回、『【やろうと思っても続かない人向け】「続ける思考」』についてまとめました。
仕事と小さい子どもたちの育児の傍ら、年間100冊程度のビジネス書を読む僕が、あなたにおすすめしたい本を紹介していきます。
『マーケット感覚を身につけよう 「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法』についても紹介しています。
よろしければ、併せてご覧ください。

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