「妻の妊娠がわかった!最高に嬉しい!!•••でも、職場で育休なんて取れるのだろうか」
赤ちゃんがやってくる喜びに胸が高鳴る一方で、仕事のこと、子育てとの両立、育休は取れるのか…色々と不安が押し寄せてきますよね。
でも大丈夫。そんな風に感じるのは、あなただけではありません。
ポイントを抑えることで、男性でも育休をそつなく取得できます。
今回、「男性でも育休をそつなく取得するためのポイント7選」を紹介します。
前職公務員の際に第一子が、現職で第二子が生まれたときの2回、僕は育休を取得しました。
しかも、現職ではこれまで男性で育休を取得者はいない状況。
そんな僕の実体験に基づいたポイントなので、ぜひ参考にしてください。
男性でも育休をそつなく取得するためのポイント7選
男性でも育休をそつなく取得するためのポイントとして、以下の7点を紹介していきます。
①育休に関する規定を確認
②職場先のキーマンにまず話す
③直属の上司に相談
④人事に相談
⑤同僚に話す
⑥日頃から育児をアピール
⑦引き継ぎを丁寧に行う
①育休に関する規定の確認
奥さんの妊娠がわかり、育休の取得を考えるにあたって、まずやることは、育休に関する規定を確認することです。
「育児・介護休業等規程」なるものが、おそらく社内で整備されていると思います。
規程を読み解き、定められた育休期間のほか、必要な手続き、提出書類、申し出のタイミングを抑えておきましょう。
また、念のため、法律上どうなっているかも把握しておくと、育休が認められた権利であるとマインドセットにつながります。
大枠のところでは、育児・介護休業法で男女とも、原則最長1年間育休を取得することが可能となっています。
法で、男性でも育休取得の権利が明確にされているというのは、心強いですよね。
②職場先のキーマンにまず話す
育休取得を考えていることを、職場のキーマンに話しておきましょう。
具体的には、
- 親身になってくれる人
- 職場での影響力があり、支援してくれそうな人
- すでにパパ、ママで、育児に理解のある人
が理想です。
キーマンに話すことで、何か有益なアドバイスをもらえるかも知れません。
この先、一人で育休を勝ち取っていくのは何かと不安。
まずは、身近なところから、少しずつ味方を作っていくことが大切です。
③直属の上司に相談
奥さんが安定期に入るあたりで、直属の上司に相談しましょう。
定期面談等が丁度あれば、そこで話すのがスムーズです。
そういったタイミングと合わなければ、ナイーブなことなので、メールか何かで「ちょっとお話ししたいことがあります」と伝えて、個別に話せる場をセッティングしましょう。
僕の場合、上司に小さいお孫さんがいて子育てを手伝っていたので、育児に理解があり、「この時代、男性も育児するのが当たり前」と後押ししてもらえたので、非常に助かりました。
④人事に相談
上司への相談後、人事にメールで育休を取得したい旨を連絡します。
この際、育休を取得することに不安があることも率直に伝えました。
社内で男性が育休を取得するのは初めてのケースでしたが、会社側も僕のような事例を積極的に積み上げていきたい意向があり、協力的に対応してくれました。
⑤同僚に話す
④を経て、育休取得を確定的にしたところで、同僚に話します。
育休を取得することに申し訳ないという気持ちは持つべきではないのですが、仕事の負担をかけてしまうというのもまた事実。
世間では、「子持ち様」と揶揄される悲しい現実もあります。
あなたの職場でのキャラにもよりますが、僕は周囲の人達へ配慮しつつ、「すみません」という感情を出して、育休取得の旨を伝えました。
同じラインの同僚には、育休中だけでなく、育休後も何かと負担をかけてしまったり、協力を得なければならなかったりします。
これまで以上に、良好な人間関係の維持に努めておいて損はないでしょう。
⑥日頃から育児をアピール
第2子以降の出産に伴う育休であれば、日頃から育児参加していることをさりげなくアピールしておくことも、周囲から理解を得るのに効果的です。
僕は、第1子の育児で大変であることをアピールしていたので、「ちゃんと育児しているパパ」としてのキャラを確立していました。
具体的には、ママさん社員とは子育てについて雑談をしたり、定時後は極力残業せず早く帰宅したり、飲み会へもほとんど参加していませんでした。
これから第1子を出産される方も、「奥さんのつわりがひどくて、家事やってるんですよ」みたいに徐々に出産、育児への状況を周囲に醸し出していくと良いと思います。
⑦引き継ぎを丁寧に行う
育休前にあなたの仕事を分担する同僚にできる一番のことは、丁寧な引き継ぎをすることです。
業務内容について、文書にしておくこと。
なるべく細かなところまで記載するようにしましょう。
手順やマニュアル化できることは、この際作成しておくと良いです。
これは後々、自分が職場復帰して、その業務をまた自分が担当することになった場合にも、おそらく自分自身が忘れてしまっているので、重宝することになると思います。
こうした作成文書を基に、対面で引き継ぎ、わからないところの質問には答えて、わかるようにしてあげてください。
育休中、同僚からわからない点の連絡が頻繁に来るような事態は避けましょう。
なお、資料は早めに作成して、早めに引き継ぎしておくことを推奨します。
というのも、相手の準備期間となり、あなたがいる間に気づいた点の質問ができたり、一緒にやってみたりできるので、育休中の問い合わせも減らすことにつながります。
また、出産直後から育休を取得するような場合、出産が予定より早まり、育休開始も早めなければならない事態も起こりうるので、引き継ぎの準備は早くから取りかかるに越したことはないです。
まとめ
今回、「男性が職場で育休をそつなく取得する方法」についてまとめました。
これまで2度の育休を取得し、現在も子育てに悪戦苦闘している僕の経験に基づく仕事と育児の両立での工夫やエッセンスを、これから紹介していきます。
ぜひ、併せてご覧ください。
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