「転職をどのように進めたらよいかわからない」
転職をこれまでしたことがない人であれば、誰もが抱く障壁であろうと思います。
本記事を通して、僕の実体験に基づく転職の仕方を把握することができます。
今回は「退職する」です。
シリーズで書き連ねてきた「初めての転職で知っておくべき転職方法」も今回が最後となります。
内定先への転職を決めた後、最後に残る大仕事。
とりたててスキルのない、アラフォーの公務員であった僕でも、狙い通りの転職ができた進め方です。
ご参考にしてもらえると嬉しいです。
退職する
以下の3点から、説明していきます。
①退職を伝える時期
②伝えるべき退職理由
③退職の意志と日程はぶれにはっきりと
①退職を伝える時期
退職を伝える時期は、退職希望日の1〜2ヶ月前が一般的と言われています。
部署の人数調整や引き継ぎで、最低でも1か月はかかるでしょう。
なるべく早く伝えられるとよいですが、就業規則は必ず確認して、ルール上どうなっているか抑えておいてください。
なお、公務員の方だと、年明けから次年度の人事について具体化されるところが多いと思います。
そのため、年度末で退職を希望する場合は、なるべく年内には伝えておいた方がよいと思います。
また、退職を伝える相手は、まずは直属の上司(管理職)です。
人事や直属の上司より上が先に知ることになると、トラブルの基になりかねないのでご注意ください。
②伝えるべき退職理由
退職を伝えた際、考え直すよう引き留めにあう可能性が極めて高いです。
そこで、退職理由は、ポジティブな理由として伝えることがよいです。
「〇〇をやりたい」、「〇〇に挑戦したい」と言った理由であれば、相手も引き留めづらいものだからです。
逆にネガティブな理由で伝えるのは得策ではありません。
転職するのは勤めていた職場に対するネガティブな要因があるから、という人がほとんどではないかと思います。
しかし、退職を伝える場で、そうしたネガティブ要因を伝えると、その要因を解決するから考え直してほしい、と言った引き留めにあうことは必至です。
そもそも、改善して欲しいことを指摘するのは退職を決意する前に行うべきであり、退職する際に伝えることではないでしょう。
③退職の意志と日程はぶれずにはっきりと
退職の意志と日程は、ぶれずに、はっきりと伝えましょう。
あなたが辞めることで、部署の人が減り、申し訳ないと思う気持ちはよくわかります。
しかし、人員不足や人員調整は、上層部の解決すべき内容となります。
あなたができる、後任のための引き継ぎをきちんと行うことに注力しましょう。
【参考】僕のケース
参考に僕のケースを紹介します。
①退職を伝える時期
上司に伝えたのは、退職日の2か月を切ったタイミングでした。
上司のスケジュールを確認し、「〜〜の時間にご相談したいことがあるので、お時間よろしいでしょうか?」といったメールをして、伝える場をセッティングしました。
転職を決断してから、速やかに伝えられればよかったのですが、上司に伝えるタイミングを見計らっていたら、2週間くらい過ぎてしまいました。
この間、ずっと悶々としていたので、スパッと伝えられると良かったと反省しています。
②伝えるべき退職理由
下記のような、アラフォーで今後チャンスもそうなく、挑戦したいというポジティブな理由を伝えました。
- 今年の◯月末に退職したいと考えている
- 子供が生まれ、自身の仕事についてあらためて考えるようになった
- そうした中で、◯◯分野に進みたいと思うようになった
- 年齢的にもアラフォーであり、今後チャンスはそうない
- これまで公務員として培った経験、能力を活かし、◯◯分野で挑戦したい
なお、退職を伝えるにあたっては、やりとりで詰まって、引き留めで長引いたりしないよう、想定質疑を書き出して準備していました。
③退職の意志と日程はぶれずにはっきりと
僕にも、ありがたいことに(?)引き留めがありました。
ただ、ぶれずに強い意志を表明したので、長引くことはありませんでした。
②で書きましたが、退職(転職)の時期=リミットもきちんと伝えておいたのも、長引かなかった一因と感じています。
なお、有給は全て消化はできませんでしたが、書類上の退職日の1か月程前から休暇をとることができました。
様々な考えがあると思いますが、有給は職員の権利ですので、次の転職先への準備やリフレッシュとして、取れるなら遠慮なく使うべきだと思います。
退職を伝えるのは、転職での面接と同等かそれ以上に神経を使う、まさに最後の難関といった感じでした。
自分が辞めることでの申し訳なさもありましたが、ぶれずに毅然としてのぞむことが大切かと思います。
そして、自分を育ててくれた場所への感謝も忘れずに、円満に退職できればベストです。
まとめ
今回は「退職する」というテーマについて解説しました。
「公務員からの転職」として、僕が辿った転職方法をシリーズで紹介してきました。
以下の記事で、「内定をもらう」について、解説しているので、こちらの記事も併せて読んでみてください。
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