今の職場で上司や部下に恵まれず人間関係に疲れた。やりたくもない仕事に毎日追われている。定年までこの先もずっとこのような状況が続くのか・・・。
こうした日常の中、毎朝仕事へ向かう通勤が憂鬱で、「転職」が少し頭をよぎりはするものの、日々の仕事と生活で精一杯で、具体的にどう動いていいか分からない。
そういった思いで、日々を過ごしている社会人の方も多いのではないかと思います。
公務員であった僕も数年前は同じように思い悩んでいましたが、転職までのプロセスを分解して、一つ一つ実行していけば、誰でも自分が望む転職をかなえることはできます。
この記事では、転職に向けた最初のステップである「転職の軸を定める」を紹介します。
「思い通りの転職なんてできるわけがない」と言われる転職弱者のアラフォー公務員で会った僕が、実際に希望する転職を決められた方法なので、転職に悩んでいる人はぜひ参考にして見てください。
「転職の軸」を定める
転職の軸とは転職によって叶えたい最優先事項です。これを最初に定めないと、転職活動をする中で必要となる様々な選択ができなくなってしまいます。
ポイントは以下の3つです。
- ①理想の未来をイメージする
- ②理想の未来とのギャップは何か
- ③絶対にゆずれないものは何か
それでは1つずつ見ていきましょう。
①理想の未来をイメージする
自分が将来的にどうなっていたいのか、紙に書き出してみてください。
10年先にあなたはどうなっていたいですか?
紙に書き出すことで具現化することが大切です。
②理想の未来とのギャップは何か
このまま転職せず、大きな変化をもたらさなかった場合、①の理想の未来のイメージに重なる、あるいは近づいているでしょうか?
①の理想とのギャップを一つ一つ書き出してみてください。
もしも①の理想に重なる、近づいているということであれば、転職の必要はないと思われます。
ギャップが大きいようであれば、転職を検討した方が良いかもしれません。
③絶対にゆずれない最優先事項は何か
転職するとして、絶対にゆずれないことを絞ってみてください。
絶対にゆずれないことが転職の目的、つまり「転職の軸」となっていきます。
また、合わせて、妥協できるものは何なのかも考えてみてください。
転職の軸を定める上で、すべてを満足することはおそらく不可能です。
絶対にゆずれないことと、妥協できることを線引きしておくことも重要です。
【事例】僕のケース
参考に僕のケースを以下に示します。
①理想の未来をイメージする
→育児に参与でき、仕事よりも家庭への比重を大きくしたい。
当時、家庭では子どもが小さく、育児へ参与したいと考えていました。
②理想の未来とのギャップは何か
→時間的、精神的な心のゆとりが持てない(保証されない)
前職では、議会対応で深夜にまで業務が及ぶことや、地震があった際、震度5弱で職場へ参集する必要がありました。
また、2〜3年ごとの異動に仕事内容、職場関係を大きく変わり、時間、心の安定は異動先に委ねられることとなるのですが、当時の異動直後の職場がまさに劣悪でした・・・。
③絶対にゆずれない最優先事項は何か
- ライフワークバランスが取れること
- 年収が下がらないこと
上述の通り、時間と心の余裕のために、安定したライフワークバランスの確保が絶対事項でした。
併せて、妻から年収が下がらないことの要望があり、収入についても条件としました。
まとめ
今回は「転職の軸を定める」というテーマについて解説しました。「公務員からの転職」として、僕が辿った転職方法をシリーズで紹介していきます。
以下の記事で、「転職スケジュールを立てる」について、解説しているので、こちらの記事も併せて読んでみてください。
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