どれくらいの期間がいい?男性の最適な育休期間

育児との両立

「周りでも育休を取得する子持ち男性社員が増えてきたし、自分もちゃんと育児に向き合いたいから育休を取得しよう」

「けれど、育休ってどれくらいの期間取れば良いのかわからない』

そんな風に悩む男性は少なくありません。

本記事では、男性社員が仕事と育児を両立させるために、育休期間をどの程度取得するべきか解説していきます。

これまで、前職公務員の際、第一子が生まれたとき、また転職後の現職で第二子が生まれたときの二度、僕は育休を取得しました。

しかも、現職では、それまで男性社員の育休取得者はいない中での初めての育休取得。

そんな僕の実体験に基づいているので、ぜひ参考にしてください。

男性の最適な育休期間

次の2点から解説していきます。

Ⅰ.育休期間を考える上での前提整理

Ⅱ.育休期間の目安

Ⅰ.育休期間を考える上での前提整理

①家族の状況

家族の状況により、パパのベストな育休期間は異なってきます。

  • 周囲に祖父母など育児のサポートを頼める人の有無
  • 生まれてくるのは何人目か
  • ママの職場復帰と子どもの保育園入園のタイミング

 

祖父母など育児のサポートを頼れる人がいるのか、いないのかは、まず重要です。

いなければ、当然、パパが家庭での育児の主戦力になる必要があります。

また、小さい子供がいるのであれば、ママ一人で小さい子供と赤ちゃんのお世話をするのは大変。

ママの職場復帰の時期や子どもを保育園入園のタイミングといった今後の計画を立てましょう。

②会社の制度・雰囲気

男性が育休を取得する際、会社の制度や理解ある職場かも考慮が必要となってきます。

会社の育休規程を読み解いて制度を把握するとともに、どれだけ取得しやすい職場環境かも確認して、現実的な期間を計画しましょう。

Ⅱ.育休期間の目安

Ⅰ.で家庭や職場の前提状況を整理した上で、育休期間について考えていきます。

①2か月

出産後の産褥期(※)は、6〜8週間と言われています。

そのため、最低限その期間をカバーできる目安は、2か月の取得になります。

(※)産褥期とは、妊娠・分娩によって変化した身体が妊娠前の状態に戻るまでの時期のことをいい、産後約6~8週間のことを指します。

産後の体のダメージは、全治数か月の交通事故と同等のダメージといわれる程で、産後は無理をせず体を回復させることが重要になります。

②3〜6か月

子育てパパママからは、生後から3ヶ月までが子育ての一番大変な時期との声が多いです。

この時期は、授乳やおむつ替えでほぼ24時間体制で、睡眠不足になりやすいためです。

この期間を余裕を持ってカバーできる期間として、3〜6ヶ月取得するという考えです。

また、育児休業給付金は、育休取得して半年間は給与の67%、半年から1年間までは50%となるので、収入面からも目安の一つとなります。

③6か月以上

法的には、男性も女性同様、育休を1年間取得できます。

6ヶ月を過ぎると、子育てにも慣れて多少の余裕を持って子育てできることでしょう。

ただし、生後6ヶ月を過ぎると、手を動かしたり、動き始めたりで目を離せなくなる時期に入ります。

④上半期・下半期に合わせる

人事異動が4月1日、10月1日にあるなど、上半期、下半期が仕事のスタートとして切りが良いような職場では、それに合わせて、3月31日まで、9月30日まで取得するというのも一案です。

我が家では、第一子のときは、最低限、産褥期の間は僕が家庭にいられるよう、2か月間取得しました。

第二子のときは、4月生まれであり、第一子がまだ小さく、二人まとめての育児を妻一人で行うのは大変と考え、下半期開始の10月から復職することとして、およそ半年間取得しました。

第一子の2ヶ月のときは、非常に短くあっという間に感じましたが、第二子の半年はそれなりに充実した育児ができたと思いました。

まとめ

今回は、男性の最適な育休期間についてまとめました。

これまで2度の育休を取得し、現在も子育てに悪戦苦闘している僕の経験に基づく「男性でも育休をそつなく取得するためのポイント7選」も紹介しています。

ぜひ、併せてご覧ください。

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